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恋ふらむ鳥は

/114 澤田瞳子 画 村田涼平

 【あらすじ】額田は難波津で唐使の訪れを待つ。その出迎え役の伊賀王子から、自身の妻で額田の娘である十市が妊娠したと知る。一方、唐使の到着直前に訳語(通訳)の用意を失念していた伊賀らが慌てる中、中臣鎌足の長男で唐に留学していた僧侶の定恵が小舟から降り立つ。

「いやはや、それにしてもやはり倭(わ)は麗しい国ですねえ。吹く風、空の色までが唐とは違って穏やかですし、飯も酒もうまい。大唐はそりゃあ文物の精華宿る大国ですが、料理は万事、手が込みすぎていて――」

 定恵(じょうえ)がしゃべり立てる間にも、沖の唐船から続々と小舟が漕(こ)ぎ寄せる。やがて浜辺には、錦の袍(ほう)に身を固めた唐人が満ち溢(あふ)れた。

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