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2020年大統領選 初のTV討論会 ダニエル・ハリン氏/中山俊宏氏

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史上最も無秩序 米カリフォルニア大サンディエゴ校教授 ダニエル・ハリン氏

 相手の発言中に割り込んだり、司会者の質問に答えなかったりする場面の連続で、米大統領選史上最も無秩序な討論会だった。

 特にトランプ氏はひどかった。話を遮り、その場を牛耳ろうとするのはいつも通りで、切り返しとして功を奏した時もあったが、目に余った。挑戦者だった前回大統領選では自身をアピールするために有効な手法だったが、今回は(世論調査で)劣勢が伝えられる中、岩盤支持層だけでなく穏健派の有権者も取り込み逆転するには、現職の大統領らしくもっと威厳を示すべきだった。

 バイデン氏は選挙戦をリードする候補者として、すべきことをした印象だ。トランプ氏より弱腰に映ったが、たびたび聴衆やテレビカメラの向こうの視聴者に語りかけ、国民のことを第一に考えているという姿勢をアピールしたのは効果的だった。バイデン氏は医療制度改革など政策の訴えに重点を置いた点も良かった。

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