メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

発言

人の不幸に目を向ける時=河合祥一郎・日本シェイクスピア協会会長

 このたびシェークスピアの「リア王」(角川文庫、今月刊行)を新たに訳して発見があった。これまでどういうわけか読み飛ばしてしまっていたらしい、次のようなセリフの重要性に改めて気づいたのだ。まず、王としての権威を失って嵐の中で「風よ、吹け」と咆哮(ほうこう)するリア王は、その自然の厳しさにむち打たれながらこう述懐する。

 「ああ、わしはこれまで気づいてこなかった。虚栄よ、薬にしろ。惨めな者たちが感じているものをおまえも感じろ。そうして余分なものを振るい落として貧乏人に与えれば、天に正義を示すことになろう」

この記事は有料記事です。

残り1024文字(全文1276文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 無罪なのに「なぜ免許を返してもらえないの」 取り消し無効確認訴訟で女性が訴え

  2. 過失運転致傷の会社員に無罪判決 「衝突回避は非常に困難」 福岡地裁

  3. 自転車であおり、初逮捕へ 「桶川のひょっこり男」妨害運転容疑 埼玉県警

  4. 大阪市4分割ならコスト218億円増 都構想実現で特別区の収支悪化も 市試算

  5. ひき逃げか 市道で自営業の男性死亡 福岡・宗像

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです