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くらしの明日

私の社会保障論 少子化、負の連鎖防げ=東レ経営研究所特別研究員・渥美由喜

 新型コロナウイルスによる死亡率が低いなどのデータから、「国際的にみて日本はうまく対応できている」との声が政権の周囲から聞こえてくる。しかし社会システムとしての対応を考えると、日本は先進国でもワーストに近い。我が国は経済低迷と出生率低下の相関が他国よりも高く、コロナ禍で出生率は低下すると予想されるからだ。実際、筆者がいくつかの自治体で、妊婦届け出数の変化を調べたところ、対前年比で大きく減少していた(ただし、コロナで妊婦が届け出を控えている可能性もある)。

 子育て関連支出が手厚い北欧やフランスでは、経済危機でも安心して子どもを産み育てるように社会システムが機能している。例えば、子育て家庭が日本の約8~10倍規模の家族給付を受け取るフランスでは、失業者ありカップルの出生率が失業者なしカップルよりも高い。「失業で時間ができたから子育てしよう」と家族給付が失業保険のように機能しているのだ。

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