連載

今を生きる、今を書く

「氷上の哲学者」と呼ばれた町田樹さん。気鋭の研究者として、「アーティスティックスポーツ」を多角的に論じます。

連載一覧

今を生きる、今を書く

スポーツ文化の未来を見据える今=町田樹 /1

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
国学院大助教の町田樹さん=東京都千代田区で2020年8月28日、内藤絵美撮影
国学院大助教の町田樹さん=東京都千代田区で2020年8月28日、内藤絵美撮影

 なぜ、人間はこうも飽きず、スポーツに夢中になれるのだろうか――。今、手元に国内5大新聞があるが、それらのどれを開いても必ずスポーツ面が組み込まれており、スポーツという文化がいかに深く人間の生活に浸透しているかが一目瞭然となる。当然、世界各地の主要新聞を見渡しても、同様であることは言うまでもない。

 しかし、それもそのはずだ。なにせ人間とスポーツの歴史は古代までさかのぼれるのだから、もはや飽きる飽きないの次元で語るべきではない悠久の文化なのだろう。それはきっと、この先の将来も変わることがない。

 とはいえ、文化(culture)とは、その語源が「耕…

この記事は有料記事です。

残り819文字(全文1094文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集