ジュネーブに 子供はパパの顔を覚えているか? ついに始まった育休生活
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平塚雄太/西部報道部記者
仙台市出身の35歳。外国語に堪能で同い年の妻は2歳の息子を連れて仕事でスイスに赴任。一人、日本に残された。ならばパパは育休で行きます!料理の盛り付けはぐちゃぐちゃ。掃除や洗濯も得意ではない。物価高のスイスで慣れない主夫業をこなせるか。新型コロナウイルスにも翻弄(ほんろう)される不器用な新米パパの異国でのドタバタ劇を随時更新します。
ようやく出国、成田空港はガラガラ
7月20日午後11時、成田空港。当初予定していた4月8日から遅れること実に100日超で、ようやく私は日本を出国することになった。新型コロナウイルスの影響でスイスへの入国が禁止され、育休のためのジュネーブ行きが延び延びとなっていたのだ。
あらかじめ空港に送っておいた荷物の受け取りなどもあって、成田空港にはだいぶ早めの午後6時前に着いたが、驚くほど暗く、人が少ない。こんな成田空港は初めてだ。第1ターミナル北ウイングからの出発便を見ると、その日はもう私が乗るオランダ航空のアムステルダム行き1便しかなかった。
早めに手荷物を預けようにも、どの航空会社のカウ…
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