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金言

欠けててもいいんだ=小倉孝保

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 仏エリゼ宮は日本なら皇居と首相官邸を合わせたような場所だろう。ここで昨年11月、映画試写会が開かれ、マクロン大統領夫妻や福祉担当閣僚も出席した。

 上映されたのは「スペシャルズ!」。政府が映画産業を保護するこの国でも、エリゼ宮での試写は珍しい。しかも、映画の副題は、「政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」。自分たちに批判的な映画を見ようというのだから、この政府、なかなか太っ腹でしょ。

 日本で公開されているこの映画の舞台は、パリに実在する福祉施設だ。社会から落ちこぼれそうになった若者と自閉症の人々との交流を描いている。自閉症の子を持つ親の悩みや公的機関の冷たさなど考えさせられることは多いが、私の印象に残ったのは、社会の多様性だった。ユダヤ人やイスラム教徒、アフリカ系(黒人)や白人が人種・民族を気にすることなく活動している。

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