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日銀9月短観、景況感改善 鈍い回復、業種で明暗 明「小売り」、暗「宿泊・飲食」

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工場設備向けの金属部品を溶接する若手社員を見守る山田茂・山田製作所会長(左)。部品の受注は減少が続く=大阪府大東市で9月23日、宇都宮裕一撮影
工場設備向けの金属部品を溶接する若手社員を見守る山田茂・山田製作所会長(左)。部品の受注は減少が続く=大阪府大東市で9月23日、宇都宮裕一撮影

 日銀の9月短観では、新型コロナウイルスによる企業の景況感悪化にひとまず歯止めがかかった。経済活動は再開しつつあるが、業種によって回復度合いに明暗もある。「ウィズコロナ」時代をどう生き抜くか、企業の苦境は続いている。

 「8月までの売り上げは前年の1割未満。ようやく人が戻ってきて、久々に商品が数十個売れた」。東京・浅草の仲見世通りで親子3代にわたって土産物店を営む50代の男性店主は、9月の4連休を振り返った。

 新型コロナの感染拡大で4~5月は休業。営業再開した6月以降も外出自粛ムードが続き、客足は戻らなかった。日本政策金融公庫からの借り入れや国の持続化給付金、都の協力金をフル活用し、運転資金をつないできた。特に打撃が大きいのは、修学旅行や地方からの観光客の激減だ。1日から政府の観光支援策「Go Toトラベル」の対象に東京都が加わったが「売り上げがどれだけ増えるか様子見」と慎重だ。10月中にも運転資金が…

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