インフルワクチン、国は「高齢者優先」 小児科「子どもも高リスク」 同時流行に備え接種スタート
毎日新聞
2020/10/2 東京朝刊
有料記事
856文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、インフルエンザの予防接種が1日、全国の医療機関で始まった。今年は希望者が例年より多いと見込まれ、厚生労働省は重症化リスクの高い高齢者を優先するよう求めているが、小児科医らは「子どももハイリスクで、遅らせるべきではない」と指摘している。
新型コロナとインフルエンザの初期症状は区別が付きにくい。新型コロナの感染が拡大し患者が殺到すると、インフルエンザ患者も適切な治療を受けられなくなることも懸念され、今期はインフルエンザワクチンの需要増が見込まれる。
厚労省は、過去5年で最多の約6300万人分のワクチンを供給する予定。ただ、希望者が殺到すると一時的に不足する可能性があり、60歳以上の心臓などに障害のある人や65歳以上の高齢者を優先し、それ以外の人は26日以降の接種を求める方針を9月に示した。
この記事は有料記事です。
残り482文字(全文856文字)