大自然の中で朽ちていく彫刻…遺志尊重か保存か 北大で最後のビッキ作品が倒壊

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2020年4月に倒れた「思考の鳥」のフクロウの残骸を見つめる馬谷さん。右端に立っているのが作品の下部=北海道音威子府村音威子府の北海道大中川研究林庁舎で同年9月22日、山本直撮影
2020年4月に倒れた「思考の鳥」のフクロウの残骸を見つめる馬谷さん。右端に立っているのが作品の下部=北海道音威子府村音威子府の北海道大中川研究林庁舎で同年9月22日、山本直撮影

 北海道の大自然に根ざした力強い作風で知られる現代彫刻家、砂澤ビッキ(1931~89年)の作品の処遇を巡り、北海道大の関係者が頭を悩ませている。北大中川研究林(北海道音威子府村など)にあるトーテムポール「思考の鳥」のうち、最後まで原形をとどめていた「フクロウ」が2020年4月に倒壊。ビッキが「自然は作品に風雪という名の鑿(のみ)を加えていく」と作品を自然に委ねる意向を示していたことを受け、朽ちるがままにしたり、部分保存したりと所有者の対応はまちまちなのだ。さて、今回はどうなる?

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