安土桃山時代の味、幻のブドウ「聚楽」でワインを ブランド化目指し研究中

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「聚楽」の母樹に実ったブドウ=京都府丹後農業研究所提供
「聚楽」の母樹に実ったブドウ=京都府丹後農業研究所提供

 安土桃山時代に京都での栽培の記録が残り、1970年代に消滅したとされていた幻のブドウ「聚楽(じゅらく)」。京都府精華町の府立大付属農場では、京都市東山区の民家で見つかった聚楽そのものか子孫から挿し木した幼木が、すくすくと育っている。板井章浩教授(農学)はワイン向けに聚楽を復活させ、生食やジュース、ジャムなどの加工向けに品種改良した“新生聚楽”の開発とブランド化を目指している。【大川泰弘】

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