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週刊テレビ評

半沢直樹最終回に見た「潔さ」 安倍前首相の元気さとのギャップ=金平茂紀

金平茂紀さん

 TBS系ドラマ「半沢直樹」への熱狂が一世を風靡(ふうび)した。

 それは、現実ではほとんどあり得ない、社会的正義の実現が(ドラマの中で)果たされるという期待感が視聴者の中にあったからだと思う。9月27日の最終回の平均世帯視聴率は32・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と跳ね上がった。僕も見てしまった。主人公の半沢が慕う銀行頭取(北大路欣也が演じていた)、半沢の仇敵(きゅうてき)の大和田取締役(香川照之が演じていた。個人的には大好きな役者さんだ)の2人が、最後はともに「潔く」銀行を去って行った。「半沢。さらばだ」。そんなことを言う頭取なんかいないが、この展開にはちょっと魅了された。「潔さ」という希少価値を突きつけられたからだろう。現実世界ではそんな簡単に辞めるわけがないことを私たちは知っている。

 安倍晋三前首相が大新聞の単独インタビューに次々に応じている。辞任の意向を表明してからまだ1カ月余。あの時、安倍氏は「体調に異変が生じ、体力をかなり消耗する状態となり」「潰瘍性大腸炎の再発が確認され」「継続的な処方が必要であり、予断を許さない」「病気と治療を抱え、体力が万全でないという中、大切な政治判断を誤ること、結果を出さないことがあってはならない」と判断し、「総理大臣の職を辞することといたしま…

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