ウンカ被害、県内全域 稲刈り前に急拡大 平成以降最悪 /奈良

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
被害拡大を防ぐため、「坪枯れ」した稲穂(中央の変色した部分)が刈り倒された水田=田原本町で2020年10月2日午後3時40分、稲生陽撮影
被害拡大を防ぐため、「坪枯れ」した稲穂(中央の変色した部分)が刈り倒された水田=田原本町で2020年10月2日午後3時40分、稲生陽撮影

 米の収穫期を前に、県内の水田で害虫「トビイロウンカ」の被害が急拡大している。9月以降、汁を吸われた稲が黄色く枯れて倒れる「坪枯れ」が県内全域に広がっており、JAならけん(県農協)によると、「少なくとも平成以降で最悪の被害規模」。収穫直前で農薬が使えないばかりか通常の薬ではほとんど効かないといい、10月2日に臨時の全県調査をした県病害虫防除所は「時間とともに被害は広がる。米粒がまだ小さくても収穫を前倒ししてもらうしかない」と話している。

 トビイロウンカは毎年梅雨の時期に中国大陸から風にのって飛来する体長約5ミリの害虫で、今年は7月から九州で被害が拡大。だが被害規模が例年より極端に大きく、県が注意報を発令した時点(9月17日)では西日本を中心に24府県が警報・注意報を出していた。

この記事は有料記事です。

残り352文字(全文695文字)

あわせて読みたい

注目の特集