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土記

学術が守る価値=青野由利

 <do-ki>

 私が初めて日本学術会議を取材したのはもう30年も前のことだ。こういってはなんだが、勧告や声明文を出すのに、細かい「てにをは」にこだわる、ぱっとしない組織という印象だった。

 アカデミアの立場から社会の要請に応えるには、もっと機動力が必要では? そんな歯がゆさも感じたことがある。

 しかし、だからといって、存在意義を疑ったことはない。もどかしさはあっても、みんなが自分の主義信条に基づいて、日本の学術のために言いたいことを言う。そんな安心感があったと思う。

 3年半前、防衛省の研究公募をきっかけに「軍事研究と学術」のあり方が議論された時にも、賛否両論が展開された。会議の正念場ともいえるテーマで、結論は軍事研究に否定的だったが、賛成者の言論が封じられたわけではない。

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