コーヒー屋台引く兵庫の医師、新たな居場所作りに挑戦 図書館開設へCF募る

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市民が本を持ち寄る図書館「だいかい文庫」の完成予想図を手に予定地前で、改修費の寄付を呼び掛ける医師の守本陽一さん=兵庫県豊岡市中央町の大開通で2020年9月26日午後1時6分、村瀬達男撮影
市民が本を持ち寄る図書館「だいかい文庫」の完成予想図を手に予定地前で、改修費の寄付を呼び掛ける医師の守本陽一さん=兵庫県豊岡市中央町の大開通で2020年9月26日午後1時6分、村瀬達男撮影

 屋台を引いて住民にコーヒーを配り、健康相談に応じる活動「YATAI CAFE」を続ける公立豊岡病院出石医療センター(兵庫県豊岡市)の医師、守本陽一さん(27)が12月、同市中央町の大開通で有志が本を持ち寄る図書館「だいかい文庫」を開設する。「屋台は月1回が限界。常設の場を作ってケア情報を提供し、悩みを持つ人の居場所にしたい」と、クラウドファンディング(CF)で空き店舗の改修費200万円を募っている。【村瀬達男】

 守本さんは2016年12月、「YATAI CAFE」の屋台を買うため、CFで30万5000円を集め、第1回を実施。「病院の健康教室には来ない人と出会うことができ、健康に関する対話ができる」と手応えを感じた。約3年間、活動するうち「市民が自分らしさを発揮し、孤独の解消ができる固定の場を作りたい」と発案。医療・福祉従事者の仲間と一般社団法人「ケアと暮らしの編集社」を設立し、代表理事に就いた。静岡県焼…

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