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斎藤幸平の分岐点ニッポン

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斎藤幸平の分岐点ニッポン

資本主義の先へ どうすればエコ? ファッションを考える 「捨てない」道の可能性

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「つづく」展(11月8日まで)でミナペルホネンの服を鑑賞する斎藤幸平さん。無地の布をカットすると中からチョウが現れるなど、飽きないデザインの工夫がなされている=神戸市中央区で2020年9月9日、菱田諭士撮影
「つづく」展(11月8日まで)でミナペルホネンの服を鑑賞する斎藤幸平さん。無地の布をカットすると中からチョウが現れるなど、飽きないデザインの工夫がなされている=神戸市中央区で2020年9月9日、菱田諭士撮影

「服に普遍的価値を」 減速と経営の両立/持続可能でないリサイクルの現実

 気鋭の経済思想家、斎藤幸平さん(33)が現場を歩き、岐路に立つ社会のこれからを考える連載。今回は暮らしに欠かせない衣服がテーマ。トレンドの服を安く購入できるファストファッションが人気を集める一方、廃棄物の多いファッション産業は地球に大きな負荷を与えている。環境に配慮したエシカルファッション=*=が注目される今、リサイクルの現場やデザイナーの思いを取材した。

 ていねいな暮らし――。オイルショックや福島の原発事故、コロナ禍など生活の見直しを迫る出来事が起きる度に、ゾンビのように復活する言葉だ。理念には共感するが、なんかイラっとする。そんな人も多いのではないか。まず子育てをしながら仕事をしていると、そんな余裕はどこにもない。お金だってかかる。金持ちへのねたみ? いや、「嘘(うそ)くさい」のも事実である。

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