淡々と「間違いありません」 寝ているように見える場面も 座間9人殺害事件 9月30日初公判
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3年前、社会を震撼(しんかん)させた座間9人殺害事件の公判が東京地裁立川支部で始まりました。裁判は12月15日の判決まで24回開かれます。随時掲載で、裁判の模様を詳報していきます。
9月30日・初公判 傍聴券の抽選は48倍
神奈川県座間市のアパート一室から2017年10月、当時15~26歳の男女9人の切断された遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交等殺人罪などに問われた白石隆浩被告の初公判が30日、東京地裁立川支部で始まった。
開廷に先立ち行われた傍聴席の抽選では、一般傍聴席13席に対し、625人の傍聴希望者が列を作り、競争率は約48倍。関心の高さをうかがわせた
背中まで伸びた髪、証言台では体を傾け
<午後1時半、東京地裁立川支部101号法廷>
傍聴席が静まる中、白石被告は淡い緑の作業着のような服を身につけ、刑務官に挟まれて入廷した。髪は背中まで伸び、黒縁眼鏡に白い大きなマスク姿。勾留中は筋トレをしていたというが、大きな変化は見られない。被告が証言台の前に立つ。
裁判長「名前は?」
被告「白石隆浩です」
ぶっきらぼうな言い方で聞き取りにくい
裁判長「住所は不定…
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