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アートの扉

発見!お宝 太田記念美術館/1 葛飾北斎 冨嶽三十六景 遠江山中 三角形の遊び自在に

1830~33年ごろ 太田記念美術館蔵

 葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」。全46点ある中で、巨大な波や赤富士を描いた作品は有名だが、他にもお薦めしたい作品はたくさんある。この「遠江山中」は、大胆な構図を駆使した、北斎らしさ満載の作品だ。

 舞台は、現在の静岡県西部の山の中。木挽(こび)きたちが、斜めに立てかけた角材の上と下に分かれ、懸命にのこぎりを挽いている。左下の男性は、のこぎりの歯の目立てをして、切れ味を取り戻そうとしているところ。そこに、赤ん坊を背負った女性が、お弁当の入った包みを手にやって来たようだ。

 山の中で働く人々の何気ない日常を、北斎は大胆な構図で切り取る。まず、巨大な角材を、画面の対角線上に堂々と配置。さらに、角材と支柱の間から富士山を覗(のぞ)き見るという奇抜な視点で、鑑賞者を楽しませる。

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