土砂崩れ現場に石碑 台風19号の犠牲者悼む 丸森 /宮城

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大槻竹子さんと利子さんの自宅跡に設置された鎮魂碑=宮城県丸森町で2020年10月4日、和田大典撮影 拡大
大槻竹子さんと利子さんの自宅跡に設置された鎮魂碑=宮城県丸森町で2020年10月4日、和田大典撮影

 2019年10月の台風19号で、住宅に土砂が流れ込み3人が死亡、1人が行方不明となった丸森町の跡地に4日、慰霊のための石碑「鎮魂碑」が設置された。集まった遺族らは手を合わせて犠牲者の冥福を祈った。

 亡くなった大槻利子さん(当時70歳)の長男、恵太さん(37)と利子さんの妹、天野民子さん(69)が発案した。当時、住宅には利子さんと母親の竹子さん(当時92歳)が暮らしていたが、台風で利子さんの妹、小野正子さん(同63歳)と夫の新一さん(同67歳)が避難してきていた。4人は土砂に巻き込まれ、正子さんの行方がまだ分かっていない。

 設置された石碑を前に、恵太さんは「自分や親戚が来た時に思い出に浸れる場所になるといい。実家に来るように、またここに帰ってきたい」。天野さんは「もう1年だと思うと早かった。何とか(石碑として)形にでき安心した」と語った。【藤田花】

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