欧州連合(EU)を離脱した英国とEUの自由貿易協定(FTA)交渉を巡り、ジョンソン英首相とEUのフォンデアライエン欧州委員長は3日、電話で協議した。双方は交渉妥結に向けて「大きな隔たり」があることを認めつつ「合意を見つけることの重要性」を確認し、担当者レベルでの集中的な協議を開始することで一致した。
FTAなどに関する英EU間の9回目の交渉ラウンドは2日、大きな進展のないまま終了した。3日の電話協議後に発表された共同声明によると、交渉の現状は「ここ数週間で進展があった」ものの、焦点である国家補助金のあり方など市場における「公正な競争条件の確保」や、英国海域での漁業権の取り扱いなどで意見に大きな相違が残っていることを確認したという。
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