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100年カンパニーの知恵

敷島製パン/下 国産小麦で自給率向上に貢献

創業者、盛田善平氏の肖像画の前でインタビューに答える敷島製パンの盛田淳夫社長=名古屋市東区で、兵藤公治撮影

 <since 1920>

 食パン「超熟」発売から10年がたとうとしていた2008年、盛田淳夫社長は「国産小麦のパンを作る」と宣言した。1998年に経営トップに就いて以来、会社のかじ取りを考え抜いて導き出した結論だった。「事業は社会に貢献するところがあればこそ発展する」。創業の理念に立ち返った時、低迷する日本の食料自給率の向上に貢献できるのではないかと考えた。

 数年にわたり研究や開発を重ね、12年に北海道産小麦「ゆめちから」を使った食パンを試験販売、翌13年に通年販売にこぎ着けた。生産者や製粉・流通業者、行政関係者ら、多くの人の思いが詰まっていた。というのも、日本のパン用小麦はほとんどを輸入に頼っており、国産小麦を使ったパンの量産は簡単な道のりではなかったからだ。

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