なぜ安倍首相は批判しづらかったのか 雨宮処凜さんが読む「マッチョなき」政権の特異性

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作家の雨宮処凛さん=根岸基弘撮影
作家の雨宮処凛さん=根岸基弘撮影

 憲政史上最長を記録した安倍晋三政権。憲法改正に強くこだわり「タカ派」とされた安倍前首相だが、数々のスキャンダルを抱えても一定以上の支持率を維持した。「反安倍政権」の声は、なぜ広がらなかったのか。菅義偉政権に、野党や社会運動は、どう向き合うべきなのか。反貧困運動などで知られる作家の雨宮処凛さんに聞いた。【聞き手・鈴木英生】

「反安倍政治」のかけ声は「麻薬みたいなものだった」

 ――安倍政権ほど、首相個人が批判する側の「的」、支持する側のシンボルになった政権は、戦後ないように思います。

 ◆振り返ってみると、自戒も込めて、「反安倍政治」のかけ声は、「麻薬みたいなものだったのでは」と思うんです。もちろ…

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