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中国で生きる朝鮮民族を取り上げながら、「父と息子」を描くドキュメンタリー映画「血筋」が大阪市淀川区の第七芸術劇場(06・6302・2073)で公開されている。9日まで。
監督は中国の延辺朝鮮族自治州・延吉市で生まれ、10歳で日本に来た角田龍一さん(27)。この作品でカナザワ映画祭2019期待の新人監督グランプリを受賞した。
20歳になったソンウ(監督)は生き別れた父を探そうと決めるが、親族は父の話題に触れたがらない。韓国にいることが分かり、18年ぶりの再会を果たすが、画家だった父は不法滞在の日雇い労働者として生計を立て、借金取りに追われていた。そんな状況でありながら、息子への虚栄心と愛情をお金で表現しようとする父の姿に困惑して――。
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