「今は受験」15の決断 中学サッカー部、最終戦残し引退

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 新型コロナウイルスの感染拡大で今季のスポーツカレンダーは大きく塗り替えられた。部活動と受験勉強のバランスが崩れ、苦しい選択を迫られた生徒も多い。だが頭を痛めたのは生徒だけではない。保護者もまた思案に暮れた。

 「不完全燃焼のまま受験勉強にまい進しなければならない新型コロナ世代の受験生。息子の選択を応援してあげることしかできないもどかしさに包まれる毎日です」。横浜市立旭中サッカー部のDFとして活躍した3年、内田亮平(15)の母詩織さん(39)から「#最後の1年」取材班にメールが届いたのは8月下旬だった。取材に向かうと、詩織さんは「自分と同じ思いの保護者もたくさんいるはず」と語り始めた。

 亮平は4人兄弟の長男で、サッカー好きの父一平さん(42)の影響で物心がつく前からボールを蹴り始めた。小学生時代はJリーグの横浜F・マリノスのサッカースクールに通った。守備の要のセンターバックを務め、同じポジションのクラブのスター選手で日本代表だった中沢佑二さん(42)に憧れた。

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