ノーベル物理学賞にブラックホール研究 ペンローズ氏ら受賞3氏の業績は?
毎日新聞
2020/10/6 21:10(最終更新 10/6 21:31)
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スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2020年のノーベル物理学賞を、英オックスフォード大のロジャー・ペンローズ名誉教授(89)、独マックスプランク地球外物理学研究所のラインハルト・ゲンツェル氏(68)、米カリフォルニア大ロサンゼルス校のアンドレア・ゲズ教授(55)の3人に贈ると発表した。アカデミーはペンローズ氏の授賞理由を「一般相対性理論によるブラックホールの存在の証明」、他の2人は「天の川銀河の中心に超大質量の天体があることを発見した」としている。
ブラックホールは、非常に大きな質量の物質が極限まで小さな領域に押し込められた天体。重力が強く光さえも抜け出せない。ペンローズ氏は1965年、一般相対性理論を用いて、ブラックホールが実際に存在することを証明した。理論を提唱した物理学者アインシュタインもブラックホールの存在を信じていなかったため、アカデミーは「アインシュタインを超えるブレークスルー」と評価した。
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