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天いよよ高し天山馬遊ぶ 松崎鉄之介
天高し分れては合ふ絹の道 有馬朗人
最近あまり耳にしなくなったが、かつては秋の晴天が続くころになると「天高く馬肥ゆる秋」と言ったものである。
要は「食欲の秋」の話題になるのだが、どうもこれは本来の意味合いと違うらしい。
手元の辞書に当たってみると、「空が澄みわたって晴れ、馬が食欲を増し肥えてたくましくなる秋」の意の慣用表現と書かれている。別の辞書にも「空が高く感じられるほどに澄みわたり、馬も肥えるような収穫の秋。秋の季節のすばらしさを言う」とある。
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