最高裁の公正、信じたい 袴田さんの上告趣意書一冊に 「刑事司法の問題点 理解深めて」 /静岡

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
袴田さんの上告趣意書を抜粋して編集された冊子=古川幸奈撮影
袴田さんの上告趣意書を抜粋して編集された冊子=古川幸奈撮影

 1966年に静岡市清水区(旧清水市)で起きた「袴田事件」で死刑が確定し、再審開始決定で釈放された袴田巌元被告(84)=最高裁で特別抗告審中=が、76年の2審・東京高裁の死刑判決後に最高裁へ提出した上告趣意書が冊子「袴田巌 上告趣意書(抜粋)-最高裁と国民に訴える 最高裁は正義の砦(とりで)たれ」(28ページ)にまとめられた。編集した東北学院大学の田中輝和名誉教授は「法律家から一般の方まで、できるだけ多くの人に読んでもらいたい」と話す。【古川幸奈】

 袴田さんは当時、働いていたみそ製造会社の専務一家の4人を殺害したなどとして強盗殺人罪などで起訴。1審・静岡地裁で無罪を主張したが、68年に死刑判決を受け、東京高裁も死刑を言い渡した。冊子は最高裁に一筋の望みを託した袴田さんが、77年3月に提出した上告趣意書の内容を抜粋して編集したものだ。

この記事は有料記事です。

残り522文字(全文893文字)

あわせて読みたい

注目の特集