温州ミカンには、極早生(ごくわせ)、早生、中生(なかて)、晩生(おくて)の4種類があり、10月に入り、極早生ミカンの出荷が始まった。
極早生ミカン「ゆら早生」は、1985年にJA紀州管内の由良町で栽培していた「宮川早生」の枝変わりとして見つかった。地元生産者が品質改良を重ねてきた。極早生品種の中でも高糖度でおいしく、市場・消費者から高い評価を得ている。
今年は5月10日に花が満開となった。梅雨が長かったため降雨量が多く、生育初期は果実の肥大が良好で、平年より4ミリ大きかったが、糖度は低かった。しかし、8月以降は晴天が続いたため、やや小玉傾向になったが、糖度は高くなっている。着色は夜温が比較的高いため、平年よりやや遅れ気味だが、病害虫の被害も少なく、順調に生育している。
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