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「支援の輪広げたい」
第50回毎日社会福祉顕彰を受賞した元県立岡山盲学校教頭で認定NPO法人「ヒカリカナタ基金」理事長の竹内昌彦さん(75)=岡山市中区=は、途上国の子どもたちの眼病治療を支援するなど国内外で長年、視覚障害者の支援や差別解消を訴えてきた。「多くの仲間の協力で活動を続けられた。受賞を励みに支援の輪を広げたい」と感謝と喜びを口にする。【石川勝己】
竹内さんは生後間もなくかかった病気で視力を失い、小学生の時に全盲となった。普通学級で度々いじめに遭ったが、両親の励ましもありたくましく成長。東京教育大(現筑波大)を卒業し、県立岡山盲学校の教員になった。1991年から人権教育の一環として小中高校や公民館、刑務所など各地で講演し、自身の経験を基に障害者差別の不当性や命の大切さを唱えてきた。「いじめは命にかかわる場合もある。特に子どもたちには『絶対死…
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