「事実上の総裁派閥」二階派はどこまで力を見せるのか 官邸での怒号と重用の波紋

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政治資金パーティーであいさつのため手を挙げて登壇する菅義偉首相(左)を笑顔で迎える二階俊博自民党幹事長=東京都千代田区で2020年10月7日午後4時45分、藤井太郎撮影
政治資金パーティーであいさつのため手を挙げて登壇する菅義偉首相(左)を笑顔で迎える二階俊博自民党幹事長=東京都千代田区で2020年10月7日午後4時45分、藤井太郎撮影

 自民党二階派(47人)は7日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派閥会長の二階俊博幹事長は菅政権発足後も幹事長続投を勝ち取り、主流派としての存在感を確立。所属議員の多くも主要ポストに就いたが、他派閥からは警戒する声も出ている。

 「私ども志帥会(二階派)はワンチームだ。自民党の中心的なグループとして皆さんの思いを国政の上に果たしていきたい」。壇上に立った二階氏は詰めかけた支援者らに呼びかけた。来賓の菅義偉首相も「国民の期待に応えるためには政権が安定し、党と政府が一体でなければならない。そうした中で二階先生に引き続き幹事長をお願いした」と持ち上げた。

 会合には公明党の山口那津男代表や各派領袖(りょうしゅう)らや、夏の東京都知事選で連携した小池百合子知事も駆けつけ盛況ぶりを見せつけた。

 二階氏は安倍晋三前首相が辞任表明した翌日の8月29日夜に腹心の林幹雄幹事長代理らを交えて菅氏と会談し、菅政権誕生への流れを作った。その恩に報いるように首相は今秋の閣僚・党役員人事で二階派を重用。二階派で入閣待機組の筆頭だった平沢勝栄復興相の初入閣をかなえ、党役員人事でも二階氏と林氏の留任に加え、新設した選対委員長代行に吉川貴盛元農相を登用するなどした。無派閥の首相を支える二階派は「事実…

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