給食のブドウで4歳児が窒息死 子どもの誤飲事故はなぜ繰り返されるのか
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4歳の男児が大粒のブドウを喉に詰まらせて死亡する事故が9月に起きた。ブドウだけでなくミニトマトやサクランボなど窒息につながりやすい食材は多く、国はブドウを含めた危険な食品の一覧を公表していたが、今回も防ぐことはできなかった。こうした事故はなぜ繰り返されるのか。
ブドウを粒のまま提供
事故は9月7日、東京都八王子市の私立幼稚園で起きた。警視庁高尾署や園によると、4歳の男児が給食で提供された大粒のブドウ(ピオーネ)を食べたところ、急に立ち上がり、苦しそうな様子を見せた。教諭らが男児の背中をたたいてブドウを吐き出させようとしたが出てこず、意識不明のまま搬送。病院で死亡が確認された。
皮がむかれた状態の直径約3センチのブドウ1粒が喉に詰まっていた。園では1、2歳の児童にはカットした状態のブドウを提供していたが、3歳以上には粒のまま出していたという。
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