メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

来夏の東京五輪 IOCバッハ会長「世界からの観客を入れることが基本」

トーマス・バッハIOC会長=東京都千代田区で2019年7月24日午後1時18分、宮本明登撮影

[PR]

 新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京オリンピックについて、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は7日、理事会後のオンラインの記者会見で「世界から(東京に)観客が来ることを基本に考えている」と述べ、無観客で開催することに改めて否定的な見解を示した。

 バッハ氏はこれまでも観客制限を検討課題に挙げつつも「無観客を望んでいない」と述べてきた。改めてその姿勢を強調した理由に、日本のプロスポーツで観客制限が大幅に緩和されて開催されていることなどを挙げた。ただ「満員の会場で開催できるか、(社会的距離を保つなど)何らかの措置が講じられるのかは分からない」と観客制限については検討を重ねる姿勢を示した。

 記者会見には、IOCのクリストフ・デュビ五輪統括部長も同席。デュビ氏は観客の取り扱いを決める期限は設けていないとしながらも、東京大会に向けて日本政府の感染症対策調整会議が年内に中間とりまとめを行うことから、年内には観客の受け入れ態勢を含めて明確な大会像を示せるとの考えを強調した。

 理事会では、大会組織委員会から簡素化による費用削減効果が約300億円と試算されたことも報告された。バッハ氏は記者会見の冒頭、「勇気付けられる、素晴らしい報告があった。ポストコロナの世界に五輪が対応するものだ」と高く評価した。一方で、自ら「聖域なき見直し」を掲げながら、最大130億円の予算が計上されている開閉会式の簡素化に踏み込んでいないことを問われ、「10億人が視聴する開会式は開催国のショーケースで、形式は残すべきだ。(開会式で入場行進する)選手の体験も手を付けるべきではない」と理解を求めた。

 バッハ氏は先月、菅義偉首相と電話協議し、大会成功に向けて連携することを確認した。組織委の森喜朗会長はバッハ氏が10月末にも来日し、菅首相と会談する希望があることを明かしている。バッハ氏は「近い将来、最も可能な時期に」と改めて来日に意欲を示した。【田原和宏、倉沢仁志】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 複数選手が脱水症状 プリンセス駅伝でアクシデントが相次ぐ理由とは

  2. 83年国会答弁、内閣府「維持か答えるの困難」強弁 野党ヒアリング詳報

  3. バックアップ、5年「OFF」 富士通のマニュアルに誤り 東証システム障害

  4. FX投資詐欺の疑い7人逮捕 700人から計2億円超だまし取ったか 大阪

  5. 「政府が記録残すのは当然」新書版で削除 菅首相の著書「政治家の覚悟」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです