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初優勝し大関に昇進した正代が熊本・宇土市に帰省

熊本県宇土市に帰省した正代関(中央)と並ぶ元松茂樹市長(左から2人目)、父巌さん(右から3人目)ら=熊本県宇土市役所仮設庁舎で2020年10月8日午前10時31分、山本泰久撮影

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 大相撲秋場所で初優勝し、大関昇進を果たした正代関(28)=本名・正代直也、時津風部屋=が8日、古里の熊本県宇土(うと)市の市役所仮庁舎を表敬訪問した。職員と市民から大きな拍手が湧き起こり、新大関は笑顔で応えた。

 宇土市役所は2016年4月の熊本地震で被災して建て替え中のため、正代関はプレハブの仮設庁舎を訪問した。午前10時前、父正代巌(いわお)さん(60)が運転する乗用車で到着すると、元松茂樹市長らが熱烈に歓迎した。正代関は市立宇土小、鶴城中で同級生だった市福祉課職員、馬場洋平さん(29)から花束を受け取り、仮設庁舎に掲げられた「祝 優勝 大関昇進 正代関」と大書された垂れ幕を見上げた。

 庁舎の来賓室で元松市長は「地震で大きな被害を受け、更に新型コロナウイルス、(7月の)九州豪雨で沈み込んでいる時期に活躍してくれ、県民、市民に元気を与えてくれた。苦しかったこともあったと思うが大輪の花を咲かせてくれた」と祝福。正代関は「今まで以上に精進して、期待に応えられるようにしたい」と応えた。元松市長は「テレビで熊本県『うと』市出身と、はっきり言ってくれるようになった。以前は(誤って)『うど』市と呼ばれることもあったから」と語り、正代関の活躍で市の名が全国区になったことも喜んだ。

 市議会の柴田正樹議長は「もう一段、上がありますね」と将来の横綱昇進について問い、正代関は「目指すべきところだと思いますが、大関として場所をまだ迎えていないので、一番一番集中していきます」と答えた。

 報道陣から「昨夜の過ごし方や、率直な心境」を問われ、正代関は「去年はよく帰ってきたが、(新型コロナの感染が拡大した)こういう状況で帰省する時間がなくなった。昨夜は『家のベッドがこんなにも柔らかいとは』と感じた。すごく安心して、地元に帰ってきたと実感しました」と語った。

 九州豪雨で甚大な被害が出たことについては「すごく心配しましたし、何かできることはないかと考え、相撲で好成績を上げるのが最大限できることだと思った。今まで以上に相撲、稽古(けいこ)に取り組む意識も強くなった」と話した。「新大関としての存在感を示したい。その日できる一番いい相撲が取れたらと思います」と、11月場所(11月8日初日・両国国技館)への意欲も示した。

 2歳の息子を連れて仮設庁舎を訪れた熊本市の主婦(28)は正代関と県立熊本農業高の同級生だったといい、「高校では話したことがなかったが、当時から相撲が強いと聞いていた。でも、こんなに強いとは。同級生の活躍はうれしい」と話した。【山本泰久】

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