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感染リスク、開催費膨張… 東京五輪開催へ綱渡り 「機運醸成」進まぬ理由

国立競技場を視察する世界陸連のセバスチャン・コー会長(中央)=東京都新宿区で2020年10月8日午前9時42分、玉城達郎撮影

 新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京オリンピック・パラリンピックについて、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は無観客での開催を否定した。機運醸成に懸命だが、国内では感染リスクを前に国際大会を再開できずにいる。感染症対策などで五輪開催費は膨らむ公算が大きくなっており、分担を巡っての紛糾も危惧される。実現に向け綱渡りの調整が続く。

国際大会再開に二の足 機運醸成へ両刃の剣

 「世界から(東京に)観客が来ることを基本に考えている」。7日(日本時間8日未明)、IOC理事会後にオンラインで記者会見したバッハ会長は無観客に否定的な見解を示した。観客制限は検討課題としつつも検査体制などを徹底することで「安全に開催できる自信がある」と強調した。

 開催の流れを決定づけようと機運醸成が進んでいる。8日には視察で来日した世界陸連会長でIOC委員のセバスチャン・コー氏が大会組織委員会の森喜朗会長らと面会。「力を合わせて素晴らしい大会にできると確信している」と大会実現への協力を鮮明にした。

 バッハ氏が旗振り役だが、コー氏はこれまでは慎重だった。8月に英BBC放送のラジオ番組で東京五輪開催について「確実性はない」と発言し、五輪の代替イベント検討の可能性についても言及していた。

 だが3月の延期…

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