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今週の気持ち

今週の気持ちは「母の思い」

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 「女・男の気持ち」(2020年10月1~7日、東京・大阪・西部3本社版計21本)から選んだ「今週の気持ち」は、東京本社版10月3日掲載の投稿です。

  ◆  ◆

<今週の気持ち>

母の思い 岩手県花巻市・岩泉友枝さん(調理員・58歳)

 先月26日の人生相談で、息子が帰省するたびにいろいろ持たせる妻は「子離れできていない」と疑問に思う相談がありました。こんなとらえ方をする父親もいるのだと、母親の私は驚き、また少しがっかりしました。同じ親でも性差の違い? それとも夫婦の会話不足かしら。

 そんな気持ちを払拭(ふっしょく)してくれた渡辺えりさんの回答に、涙がこぼれそうでした。子どもと母親の両方の立場からの優しく温かい言葉の数々に、いつの時代も母親が子を思う気持ちは変わらないし、どんなに年を重ねても永遠不滅だと確信しました。

 私にも3人の娘がいて35歳、34歳、32歳です。帰省のたびに「〇〇が食べたい」とリクエストがあります。それはすべて、大学進学で家を離れるまでいつも食卓に並んでいたものばかりです。きんぴらゴボウ、ピリ辛コンニャク、カボチャの煮物がベスト3で、ほかには唐揚げや炊き込みご飯、カレー、牛丼など。帰ってからすぐに食べられるものや、冷凍保存できる料理も作ります。

 相談者や渡辺さんと同じく「通いバッグ」が行き来しています。パンパンに膨らみ、持ち手が腕にずっしりと食い込むバッグは一つだけではありません。

 経済的にも困っていない娘たちに料理を持たせるのは、ただただ母の味を届けたいから。娘たちの喜ぶ顔を見て、私もうれしいのです。

  ◆  ◆

<担当記者より>

 離れて暮らす娘さんたちに「母の味」を届け、喜ぶ顔が見たいという岩泉さん。担当記者の母も定期的に手料理を送ってくれますので、受け取る側の気持ちもとてもよくわかります。ただし我が家の場合、中身は懐かしの母の味ではなく、初めて見る料理も少なくありません。ちょっと意外な食材を組み合わせた、よく言えば珍しい(ほかの言い方をすれば微妙な)おかずが多いのです。感謝しつつも、「何歳になってもチャレンジャーだな」と温かく見守ることにしています。

 3人の娘さんたちもきっと将来、それぞれのお子さんたちに岩泉さんの料理を「我が家の味」として伝えていくことでしょう。素直にすてきな話だな、と思ったのですが、人生相談を寄せた男性のように「子離れできていない」ととらえる人もいます。息子、父親の立場からの男性のご意見も改めてうかがってみたいものです。たまには母の味、食べたいですか?

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