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金言

ウソから出た…=小倉孝保

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 新聞にとって誤報は命取り。特に死亡記事での間違いは目も当てられない。1888年、フランス紙がこれをやってしまう。ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベル死去の誤報だ。

 この特大誤報は兄、ルードビの死を本人と勘違いしたもので、見出しは、「死の商人、死す」。ダイナマイトは工事現場だけでなく、戦争にも使われていた。

 図らずも自分の死亡記事を読まされたノーベルは、世間から「戦争で大もうけした商人」と見られていることを知り、遺産を世界平和に使おうと決意する。彼の死去(1896年)後、遺言に従い創設されたのがノーベル賞である。

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