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#最後の1年

新型コロナに揺れる学生スポーツ界。最高学年の選手は無念や戸惑いを抱きながら「最後の1年」を過ごしています。

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#最後の1年

高校は愛好会 名門の主将となった男の覚悟 日大アメフト部

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練習後に部員に指示を送る伊東慧太主将(中央)=東京都世田谷区の日大グラウンドで2020年9月19日午前10時8分、松本晃撮影
練習後に部員に指示を送る伊東慧太主将(中央)=東京都世田谷区の日大グラウンドで2020年9月19日午前10時8分、松本晃撮影

 「悪質タックル問題」からの復活を期す日本大アメリカンフットボール部が11日、関東大学リーグの初戦を迎える。主将として名門を引っ張るのは、高校時代は愛好会に所属したDL伊東慧太(けいた、21歳)=スポーツ科学部4年=だ。3年ぶりの日本一を目指し、チームに規律を根付かせようと汗をかいている。

 新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)されながらもたどり着いたシーズン。開幕を3週間後に控えた9月19日、爽やかな秋風が吹く東京都世田谷区のグラウンドに伊東の鋭い声が飛んだ。「全員にこやかに練習やりすぎだって。気持ち作ってこいよ。勝負にこだわって、負けて悔しいならやり返せ。もっと集中しろ」

 小学生時代は極真空手に励み、中学時代は野球部で外野手の補欠だった。日大豊山高(東京)で「すぐに試合に出られる」と誘われ、アメフトを始めた。日大の系列校で、練習場は当時から日大の人工芝グラウンドだった。今は部に昇格しているが、その頃は顧問もいないメンバー20人弱の愛好会だった。

 接…

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