農作物の被害多発 スクミリンゴガイ、琵琶湖岸でも分布拡大 増殖速く個人の対策では限界 /滋賀

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琵琶湖の岸辺に産み付けられたスクミリンゴガイの卵=大津市中庄の琵琶湖岸で2020年9月16日、菅健吾撮影
琵琶湖の岸辺に産み付けられたスクミリンゴガイの卵=大津市中庄の琵琶湖岸で2020年9月16日、菅健吾撮影

 ジャンボタニシの名で知られる外来生物「スクミリンゴガイ」による農作物への被害が県内で例年より多く確認されている。県病害虫防除所は来年の被害防止に向けて対策を進める。【菅健吾】

 スクミリンゴガイは5~8センチ程度の巻き貝。南アメリカ原産で台湾を経由して1980年代に食用で輸入したものが野生化。各地で農作物への被害をもたらしている。水路の壁や岸辺などにピンクの卵を産み落とす。県自然環境保全課によると、県内では水田で確認されることが多かったが、2007年に大津市堅田地区の港で確認されて以降、琵琶湖岸でも多数の卵が確認されるなど、分布が拡大しつつあるという。

 スクミリンゴガイは水温が15~20度となる5、6月から活動が活発化。植えたばかりの柔らかい稲を中心に、レンコンやイグサなどの水田作物への被害が確認されている。県内ではスクミリンゴガイの活動が活発になる時期より前に田植えをする農家が多く、稲の茎が成長して固くなるため、被害を抑えられていた。

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