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アスベスト(石綿)による中皮腫で働けなくなり、労災保険の休業補償を申請した諫早市の男性患者について、長崎労働基準監督署が通院日以外を不支給としたにもかかわらず、長崎労働者災害補償保険審査官がこの処分を取り消していたことが判明した。
患者らでつくる「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」が9日、県庁で記者会見して明らかにした。
この男性は2018年4月に悪性胸膜中皮腫と診断された俣野利道さん(75)。1963~65年に勤務していた長崎市の自動車整備工場でアスベストを吸い込んだことが原因とみられ昨年7月に長崎労基署が労災認定した。同署は休業補償の申請を受けて18年4月~19年11月分を支給した。
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