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窓をあけて

森と薪と人=元村有希子

イラスト 羅久井ハナ

 サワードウブレッドは、ずっしりと重くて酸っぱいパンだ。ゴールドラッシュにわく19世紀の米国で金鉱掘りたちの腹を満たした。転じてアラスカでは、厳しい気候を強く生き延びる「本物のアラスカ人」をサワードウと呼んでたたえるという。

 ノルウェーでは、強く信頼できる人物をhel ved と称する。「硬い薪(まき)」という意味だ。硬く乾燥した薪は簡単に燃え、凍えた体を長時間温めてくれる。

 ノルウェーの作家が書いた「薪を焚(た)く」(晶文社)を読んだ。原題が「Hel ved」。森の木が人の手によって薪となり、燃やされるまでの一生を描く。

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