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(新泉社・2750円)
2010年8月に古参の社会民主党員で現職のドイツ連邦銀行理事のティロ・ザラツィンが、出生率の高いトルコ系やアラブ系の移民によってドイツ人が不利益を被っていると主張する『ドイツは自滅する』と題する本を上梓(じょうし)した。この本が移民論争に火を付け、ティロのようなエリートが排外主義者の主張を代弁するようになった。ドイツの評論家フォルカー・ヴァイスは、ドイツ新右翼の本質が、エリート層が大衆の心…
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