特集

今週の本棚

「面白い!読ませる!」と好評の読書欄。魅力ある評者が次々と登場し、独自に選んだ本をたっぷりの分量で紹介。

特集一覧

今週の本棚

『エリートたちの反撃 ドイツ新右翼の誕生と再生』=フォルカー・ヴァイス著、佐藤公紀・訳

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
『エリートたちの反撃 ドイツ新右翼の誕生と再生』
『エリートたちの反撃 ドイツ新右翼の誕生と再生』

 (新泉社・2750円)

 2010年8月に古参の社会民主党員で現職のドイツ連邦銀行理事のティロ・ザラツィンが、出生率の高いトルコ系やアラブ系の移民によってドイツ人が不利益を被っていると主張する『ドイツは自滅する』と題する本を上梓(じょうし)した。この本が移民論争に火を付け、ティロのようなエリートが排外主義者の主張を代弁するようになった。ドイツの評論家フォルカー・ヴァイスは、ドイツ新右翼の本質が、エリート層が大衆の心…

この記事は有料記事です。

残り314文字(全文523文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集