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『ワシントン・ブラック』=エシ・エデュジアン著、高見浩・訳

『ワシントン・ブラック』

 (小学館・3300円)

 主人公は一九世紀はじめカリブ海に浮かぶイギリスの植民地だったバルバドス島に暮す黒人少年ワシントン・ブラック。と書くと悲惨な奴隷の物語と思うが、意外や少年の大いなる冒険小説になっている。

 少年はサトウキビ農園で奴隷として生まれ育った。過酷な暮しを強いられてきた。しかし、ある時、農園主の弟の科学者に見込まれ助手になったことから大きく運命が変わる。

 科学者と共になんと気球で大西洋へと飛び出す。しかし途中で失敗。帆船に助けられ、アメリカから北極圏へ。「ハックルベリイ・フィンの冒険」の黒人少年版の趣きもあるし、気球、船、犬橇(いぬぞり)など乗り物が次々に出てくるのはヴェルヌの雰囲気。

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