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重油流出事故のモーリシャスは今… サンゴに影響は? 援助隊に聞く現状と課題

モーリシャスの重油流出事故で、わかしお周辺のサンゴ礁の調査地点(12カ所)=JICA提供

 西インド洋のモーリシャス沖で起きた大型貨物船「わかしお」の重油流出事故。2カ月以上がたち大半の油は回収され、表面上は平穏を取り戻しつつある。だが、現地はサンゴ礁やマングローブ林など多様な自然と貴重な生き物の宝庫で、長期的な影響が懸念されている。日本の国際緊急援助隊の副団長(2、3次隊)として8月20日から9月18日まで現地で活動した国際協力機構(JICA)の阪口法明・国際協力専門員(59)に生態系の現状や今後の課題を聞いた。

サンゴの被害はあったのか

 ――現地での活動は?

 主な活動目的は、座礁事故やオイル流出による生態系への影響評価とマングローブ林からのオイル除去など、影響を低減するための技術的な助言、今後の長期的なモニタリング態勢の整備支援などだった。

 サンゴに関しては現場周辺の12カ所で調査を実施し、油流出による直接的な被害や目に見える深刻な被害は確認できなかった。ただ、サンゴ礁に座礁した船体は波風で揺れ続けているため、サンゴが削られて細かい粒子、浮遊物が発生している。これが原因で海が濁り、サンゴの生育に悪影響を与える恐れがある。

 このため座礁船の解体・撤去を急ぐとともに、濁りの発生を抑制する必要がある。事故直後にオイルフェンスを設置した際、海底に固定するロープや鎖が直接サンゴを破壊しているケースもあった。

 南半球の現地はこれから夏に…

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