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高岡の金属加工技術でアクセサリーをデザイン・大寺桂さん(41) 「作れる環境」に幸福感 /富山

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自身がデザインしたすずのアクセサリーを手にする大寺桂さん=高岡市金屋町で2020年10月5日午後3時30分、高良駿輔撮影
自身がデザインしたすずのアクセサリーを手にする大寺桂さん=高岡市金屋町で2020年10月5日午後3時30分、高良駿輔撮影

 石畳の道沿いに格子造りの古い家並みが残る高岡市金屋町。江戸時代の初め、高岡の街を開いた加賀藩主、前田利長が鋳物づくりを広め、今も金属加工の技が受け継がれる職人の町だ。結婚を機に移住し、デザイナーとしての経験とすず細工の技術を合わせた新しいアクセサリーを生み出している。

 東京都出身。物心ついたころから、絵を描くことが好きな子どもだった。高校時代に留学したカナダでは陶芸や写真の授業に興味を持ち、授業で作った陶芸作品を教師が買い取ってくれたこともあって、芸術への夢が膨らんだという。

 帰国後は美術大学へ進学。「はじめは金属加工が面白いと思ったが、そのうちに『インダストリアル』(工業デザイン)が面白くなってきた」。学生時代は、自ら思い描いた家電製品などのモックアップ(実物大模型)を制作するなど、イメージを具体的な製品へと結びつける作業に没頭した。卒業後は大手電機メーカー系列のデザイン会社に入り、パソコンや携帯電話などのデザインを手がけた。

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