明治の三詩人、湖山研究 「謙虚な生涯に共鳴」 彦根の伊藤さんが出版 長浜 /滋賀

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「近江が生んだ漢詩人 小野湖山」を出版した伊藤真雄さん=長浜市八幡東町で2020年9月28日午後0時24分、若本和夫撮影
「近江が生んだ漢詩人 小野湖山」を出版した伊藤真雄さん=長浜市八幡東町で2020年9月28日午後0時24分、若本和夫撮影

 彦根市在住の元小学校校長、伊藤真雄さん(66)が「明治の三詩人」の一人、小野湖山(こざん)(1814~1910年)の生涯や作品にスポットをあてた「近江が生んだ漢詩人 小野湖山」(サンライズ出版)を出版した。【若本和夫】

 湖山は近江国浅井郡高畑村(現在の長浜市高畑町)生まれ。18歳で江戸に出て、初めは医学、後に詩を学び、三河国吉田藩(愛知県)に仕えたが、尊皇攘夷(じょうい)運動に加わったため、安政の大獄で幽閉された。明治維新後は伊藤博文や渋沢栄一らに漢詩を指導し、大沼枕山(ちんざん)、鱸松塘(すずき…

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