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私の記念碑

囲碁棋士 石田芳夫/1 試験碁に敗れ大泣き

囲碁棋士の石田芳夫九段=東京都千代田区で2020年9月29日、内藤絵美撮影

 戦後間もない1948年8月、愛知県新川町(現清須市)に7人きょうだいの6番目として生まれた。岐阜県出身の父は囲碁好きだった。養子先の下駄(げた)屋を継ぎ徴兵されたが、囲碁好きな上官とよく碁を打っていたおかげでひどい待遇を受けずに済み、「碁のおかげで救われた」と話していたという。

 終戦後、父は職を転々とした末に54年ごろ、自宅で碁会所を始めた。席料は50円。当時の喫茶店で出されるコーヒー1杯と同程度で、「客にお茶にお茶菓子を付けて出していた。商売にはなりませんでした」と笑う。

 小学2年の時、碁会所に来ていた年寄りに「碁を始めたら?」と声を掛けられた。「わんぱくでね。親は碁をやればおとなしくなるだろうと思っていたようです」。気乗りしないまま始めた碁だったが、対局を重ねるうちに大人に勝てるようになり、のめり込んでいった。アマ四段の年寄りが最初の“師匠”になって毎日のように教わり、すぐ有段者になった。

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