メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

号外東京都、飲食店などに時短要請へ 25日午後5時からの記者会見で公表

台風19号1年 被災者の体験談、冊子に 常総のNPO「次の水害に備えて」 /茨城

台風19号の被災体験をまとめた冊子=水戸市笠原町で2020年10月9日、鳥井真平撮影

[PR]

「過信しない」「近所の声かけ」……

 県内に大きな被害を出した2019年秋の台風19号の上陸から12日で1年を迎えた。15年の関東・東北豪雨による常総水害の経験を地域に伝えている常総市のNPO法人「茨城NPOセンター・コモンズ」が、被災1年に合わせて被災者の体験談を冊子にまとめた。横田能洋代表は「災害を人ごとと考えず、体験談を教訓にして次の水害に備えてほしい」と呼びかけている。【鳥井真平】

 体験談をまとめた冊子は、教訓を伝え合うという意味で「ぬくもりのバトン」と名付けられ、15年の豪雨で鬼怒川が氾濫した常総水害でも1000部作製された。災害の風化を防ぐ目的で作られ、防災教室などでも生かされてきた。

 台風19号では久慈川と那珂川が氾濫し、県内では住宅の被害だけでも4000件を超えた。今回作製された冊子は2500部で、体験談は住宅の浸水被害が多かった水戸市と常陸太田市、常陸大宮市、大子町で被災した約60世帯から20年8月末までに寄稿された。

 体験談では、被災者個人の教訓として「これまでは大丈夫だったと過信しない」「近所の声かけが大切」「安全な時間帯に避難の決断をする」「地域にある水害碑を知り、過去から学ぶ」などの声が寄せられた。

 行政への要望は「堤防の仕様や配置を根本的に見直してほしい」「河川担当者は2、3年で交代せず、歴史や法を熟知して取り組んでほしい」「(避難情報を)防災無線で分かりやすく、早く知らせてほしい」などの声があった。

 横田代表は体験談が県内各地の防災・減災に役立てられることを求めており、全市町村に配布した。横田代表は「災害はいつでも起こる可能性がある。特に台風19号で被災しなかった県民に読んでほしい」と話した。

 冊子はコモンズのホームページでも公開している。問い合わせはコモンズ(0297・44・4281)へ。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 北海道の町役場でクラスター 来庁者立ち入り禁止、半数欠勤 正常化へ2週間

  2. トヨタ東富士工場閉鎖 OBから惜しむ声「あんなにいい場所なのに…」

  3. 「ホテルの明細書あれば1000万%アウト」 桜前夜祭の野党ヒアリング詳報

  4. 桜を見る会「前夜祭」そもそも何が問題だったのか? 捜査の行方は?

  5. 高級車 ジャガー、ベンツ、レクサス「売らない店」の理由

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです