台風19号1年 みなし仮設105人生活 入間川流域、治水対策急ピッチ /埼玉

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 2019年の台風19号は、4人が死亡し(関連死を含む)、7000棟以上の住宅が被災するなど、県内でも大きな被害があった。

 県によると、けが人は33人。住宅被害は全壊107棟、半壊570棟など。自宅が被災し、県が民間から借り上げたアパート(みなし仮設住宅)で暮らす人は1日現在で39世帯105人に上る。

 また国管理の越辺川の2カ所、都幾川3カ所、県管理の都幾川・新江川各1カ所の計7カ所が決壊。他に県管理河川では55カ所が氾濫した。全63市町村が避難所を開設し、一時3万人以上が避難した。農地への土砂流入など、農業被害は計80億3304万円に上った。

 荒川水系入間川流域では、復旧と治水対策が急ピッチで進められている。国と県、東松山・川越・坂戸各市と川島町は「入間川流域緊急治水対策プロジェクト」を取りまとめ、河道内の土砂掘削や堤防整備を進めている。

 県は「県土強靱(じん)化緊急治水対策プロジェクト」として20年度予算で85億円を計上。堤防の補強や排水機場の耐水化など県管理の61河川101カ所で治水対策を実施し、7割の整備を終えた。【鷲頭彰子】

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