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海上に無人機の目 海保が実証実験、衛星介し無線操縦

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 違法操業をはじめとした海の犯罪や不審船に対するパトロールを強化するため、海上保安庁が大型無人航空機の導入を検討している。中国船による脅威が増大するなど日本近海の情勢が緊迫化しているためだ。海保は15日から無人機を実際に飛行させる実証実験を始め、有人機の代わりとなり得るか検証する。

 海保が実証実験で使うのは、米ジェネラル・アトミクス社製の大型無人機「シーガーディアン」(全長11・7メートル、全幅24メートル)。2009年に開発され、米税関・国境警備局(CBP)がメキシコやカナダの国境付近で密航や密輸の取り締まりに同種機を使っているプロペラ機だ。機体には赤外線カメラや海洋レーダーが取り付けられ、飛行時間は約35時間と有人機より長く活動できる特徴もある。

 実証実験は、青森県八戸(はちのへ)市の海上自衛隊八戸航空基地を拠点に行う。内部がコックピットになっているコンテナを基地内に置き、ジェ社のパイロットとオペレーターが衛星を介して無線操縦する。東北の三陸沖や小笠原諸島(東京都)周辺などの防衛省訓練エリアで、11月10日まで計150時間飛ぶ予定だ。衛星に不具合が生じて無線が機能しなくなった場合に備え、自動で戻ってくるようプログラムが組まれているという。

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