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東日本大震災10年へ

東日本大震災は2021年3月で発生から丸10年の節目を迎える。

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続・沿岸南行記/2 岩手・野田村から普代村へ 水揚げ半減、後輩に発破

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修復された番屋を笑顔で見上げる熊谷実さん。仲間と集った思い出の場所だ=岩手県普代村で10月1日、安藤いく子撮影
修復された番屋を笑顔で見上げる熊谷実さん。仲間と集った思い出の場所だ=岩手県普代村で10月1日、安藤いく子撮影

 白壁の防潮堤がそびえる岩手県野田村から車で南に30分ほど行くと、三方を山に囲まれた港が見えてくる。10月1日、漁師の熊谷実さん(73)に海のそばの番屋を案内してもらうため、普代村の太田名部(おおたなべ)漁港を訪ねた。

 番屋は漁師の作業小屋だ。漁の前後に集まり、漁具の手入れをしたり、豊漁祝いをしたりする。熊谷さんは東日本大震災から2週間後、津波で1階が大破したこの番屋の前で先輩記者の取材に応じてくれた。当時、既に漁再開への決意を語っていた。

 <夢に出てくるほど津波は怖いが、漁は続ける。「漁師が最初にやらねえば、加工も仲買人も商売になんないしな」>

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